ナレッジマネジメント・オフィス(KMO)

TypeProjectYear2014-2018MemberMotoi Sadakane, Satoshi Takahashi, Tomohiro Yoneyama, Kentaro Yoshioka, Shotaro Yagi, Hiroaki Takatsu

KMO(Knowledge Management Office)は、プロジェクト支援を通じて得られる知見を形式知として蓄積・活用していくことを目的に2016年にコパイロツト社内で発足したチームである。暗黙知や実践知を資産として捉えて、事業構造をフロー型からストック型へと転換する試みの中核を担った。

また、プロジェクトの複雑化やデジタル社会への適応を背景に、Web制作のみでは解決できない本質的課題に取り組むような、経営領域まで関わるプロジェクトが増えたため、扱う対象が抽象度の高いものになってきた。コパイロツトは、クライアントに深く入り込むことで得られる「ナレッジ」が最大のアセットであると認識した上で、その理念を「ナレッジマネジメントをベースとしながら、プロジェクトオーナーに伴走してサポートし、本質的な成功に導く」ことであると再定義した。

活動は「現場知の形式知化」「理論的整理と応用」「社内外への提供」の3つに及んだ。エンジン(現場)との連携をしながら、形式知の可視化と管理による業務効率化や知識循環にとどまらず、やがて暗黙知の共有・循環・組織変革をも対象として実践と探索の往復を繰り返した。当時の探索(アジェンダ管理、ティール、KJ法、デザインスプリント、レトロスペクティブ)は今日のPJSやコパイロツトの組織運営の重要な基礎を築いている。

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