ハーベスト
コパイロツトに「ハーベスト」という語が紹介されたのは、2019年6月にメンバーがアート・オブ・ホスティングのワークショップに参加したことによる。講師のひとりクリス・コリガンは、コミュニティの文書『The Art of Harvesting』の共著者であった。アート・オブ・ホスティングは参加型リーダーシップの実践者コミュニティで、その中の手法である「ハーベスト」はホストされた対話の成果をとらえ記録するプロセスを指すが、単なる記録ではない。同じ麦畑から農家・地質学者・画家がそれぞれ異なるものを収穫するように、何を持ち帰るかは目的と問いによって変わる。
コパイロツトで語が表に出るのは2025年で、Project Sprintの定例会議そのものを「収穫祭」と捉え直す見方として現れた。同年10月のメソッド共有会で「出力を愛でる収穫祭」への再定義が提案され、Project Sprint v5の中心概念となっている。収穫(ハーベスト)は出力の結果そのものではなく、その意味づけによって成立する。v5 はチームの探索をジャズやインプロ(即興演劇)になぞらえており、そのように進むプロジェクトでは収束が自然には起こらないため、それを一定の間隔で強制的に起こす装置として収穫祭は位置付けられている。