GPKOC
GPKOCは、コパイロツトのメンバーが日頃の仕事から得た知見や気づきを Good・Problem・Knowledge・Other・COPILOT Good の5項目に分けて毎週書き、共有する社内フォーマットである(名称はこの5項目の頭文字より)。KPTをベースに試行錯誤されたものであり、かつて週次の全社定例「良くする会議」におけるアジェンダの一つとして発表の機会が設けられていた。記録が残る最も古い週次のシートは2013年12月25日付で、当時の項目は、Good、Problem、Idea(良かったことの継続策 or 課題の改善策)、 Other(他人の行動で気付いたこと) の4つであり、これに「抽出できそうな議題・アイデア」と「検討結果」の欄が添えられていた。2014年9月1日のシートから、COPILOT Good (他人の行動で気付いたこと、あるいはメンバーへの気配りや感謝)の欄が加わり、2015年6月16日のシートからは、Idea の欄が業務上のナレッジを書く Knowledge に更新され、GPKOCの形となった。
2016年12月のブログ記事で紹介された時点では、全社定例のうち55分がGPKOCの共有にあてられていた。記入にあたっては、1つのセルごとに「事実」「気づき」「教訓」の3つの要素を意識的に区別して書くよう求められていた。また、当時はKMO主導で、GPKOCを用いた共有を通して見出されたアイデアを取りまとめて、新しい方法論に落とせないかを検討していた。当初から具体的な経験を共有するだけでなく、抽象度を上げて捉えることで汎用性の高いナレッジを見出すことが意識されており、方針の浸透、関係の質の向上、アウトプットの習慣化、さまざまな見方の獲得、批評しあうこと、ふりかえる癖をつけることが目的として挙げられている。
2018年のブログ記事では、GPKOCは全メンバーによる毎週のふりかえりとして、またプロジェクトや組織の状況をスナップショットとして蓄積する例として参照されている。2019年12月にはPとOが任意となり、お勧めの項目を残してGKCと呼ばれるようになった。GKCは、2020年8月にリモートワーク下で始まった「チームで推進する制度」のもと、全体定例ではなくチーム単位で議論する基本アジェンダの一つとして挙げられている。2024年には、列を絞って簡略化する見直しのなかで、個人の気づきを記載する簡易版として Good・Problem・Other の3項目の「GPO」に改められた。